話題の本 子どもの読書週間 4/23〜5/12

 「子どもと読書」

 平成13年12月に「子どもの読書活動の推進に関する法律」が公布・施行されました。この法律の主旨は、国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めることです。そして、4月23日が「子ども読書の日」と定められました。未来ある子どもたちと、その子どもたちを慈しみ育む大人の方々におすすめしたい1冊をご紹介します。
2003.4.23   兵庫県立図書館 調査相談課 
   TEL 078-918-3377(直通)
書          名 著 者 名 当館請求記号 出 版 者 刊年
読書興味の研究 阪本敬彦 ほか 019.1/56 野間教育研究所 1980
 古い図書ではあるが、子どもが喜ぶ絵本と喜ばない絵本とは、どんな点にちがいがあるのかに着目して、読書興味にかかわる個人的要因や環境的要因などを考察して、実証的に証明しようとしている本である。
ぼくらは物語探偵団 岩辺泰吏 019.2/69 柏書房 1999
 全国の教室で行われた子どもを本好きにするゲームをタップリ紹介しています。一冊の本の世界をワクワク・ドキドキしながら子どもたちがチームを組んで探検するゲームが満載です。
心の扉をひらく本との出会い 笹倉 剛 019.2/94 北大路書房 2002
 副題の「子どもの豊かな読書環境をめざして」が示すように、子どもの読書の現状を分析して問題点を指摘し、誰が、どこで、どういう本を、どうすすめるかを的確に示すための手引きとなる本である。筆者の豊富な体験をもとに、読書がいかに子どもに大切であるかが、明快な論理・明晰な文章で述べられている。筆者自身の子どもへの思いなども語られていて、温かい読みものである。
絵本の力 河合隼雄 ほか 019.5/162 岩波書店 2001
 大人も子どもも共に楽しむことのできる絵本、そこから得られるものは計り知れません。絵本の可能性、その力を探り出そうとして企画された本です。
子どもの本は世界の架け橋 イェラ・レップマン 019.5/174 こぐま社 2002
 迫害と戦禍を経た社会でも、子どもたちの活気と共になら再生しうることを、この本は記録しています。イラク戦争の最中ですが、貴重な人間社会の可能性を語っていて、私たちに希望を与えてくれます。
絵本が開く魔法の世界 上山真知子  146.8/192 サンパティック・カフェ 2000
 著者は、この本の中で幼児期の子育てとは、親と子で絵本の世界に入りこむことができる黄金の時代だと、また、それがほんのわずかな期間だとも言っている。臨床心理士としての立場から、子どもの心の世界と、絵本の世界の魔法を記している。
子どもたちの「居場所」と対人的世界の現在 住田正樹 ほか 371.4/844 九州大学出版会 2003
 子どもたちの読書離れをくいとめる手がかりを考える前に、今の子どもたちの姿を教えてくれる本である。子どもたちをとりまく家庭や学校や仲間などの環境、つまり、子どもたちの「居場所」の現在を明らかにしてくれている。それらをもとに、学校の図書室、地域の図書館を活用して、子どもたちの読書意欲を高める方策が考えられるのではないでしょうか。
やっぱりパネルシアターであそぼ 関 稚子 376.1/492 大東出版社 2000
 子どもと心を通わせ、ぬくもりを伝えるパネルシアター。下絵集もあり、簡単に作れそうですヨ。親子でいっしょにおはなしパネルシアターを楽しんでみませんか?演じて!うたって!ぬくもりいっぱいの時間と空間を共有してください。
読みきかせバリエーション 徳永満理 ほか 376.1/511 フォーラム・A 2001
 子どもは絵本の世界からごっこ遊びをつくり出す天才です。絵本の読み聞かせをきっかけに、絵本が大好きになることでしょう。長年教師をつとめられた著者の実践をもとに書かれた本。絵本を遊びのひとつとしてとらえ、いろいろなバリエーションにして、子どもに出会わせることによって、絵本のたのしさとイメージは、大きくふくらんでいくでしょう。若いお母さん!この本を参考にレパートリーをひろげましょう!
眠るまえに、お話ふたつ 南 果歩 599/87 講談社 2000
 著者は女優。読みきかせのプロではなく、どこにでもいる普通の母親。忙しい毎日の中でも、子どもとのふれあいをとても大切にしていることが文章から伝わってくる。日常のエピソードにからめて絵本がさらりと紹介されている。
パズルをつくる シリーズ・子どもとつくる 9 芦ケ原伸之 759/48 大月書店 1985
 このシリーズは、火・影絵・楽器…など全15冊からなっている。ものを作る楽しみ、作ったもので遊ぶ楽しみ、そのために役立つ本を探し、読み、調べる楽しみも読書の重要な側面である。親子で一緒に、あるいは、子どもだけで、ひもとくのもよい。類書の少ない“パズル”を代表にかかげました。