話題の本
播磨の武蔵
今年のNHK大河ドラマは「武蔵 MUSASHI」です。武蔵自身が『五輪書』の序で「生国播磨の武士…」と書いています。新年にあたり、郷土ゆかりの偉大な剣豪・剣聖「宮本武蔵」を取り上げ、当館所蔵資料の一部を紹介させていただきます。姫路には昨年“武蔵記念館”がオープンし、生国と言われる高砂市には、“武蔵と伊織”の像が建立されています。今年は“兵庫県”がおもしろくなりそうな予感です。みなさんも県立図書館で「武蔵」の実像を探ってみませんか?
 今年もみなさんのお役に立てるようサービスの向上に努めますのでよろしくお願いいたします。  
2003.1.5.   兵庫県立図書館 調査相談課
書          名 著 者 名 当館請求記号 出 版 者 刊年
講座明石城史 明石城史編さん実行員会  216.43 /K41 明石市教育委員会 2000
 宮本武蔵と明石の関わりについて記された「宮本武蔵と明石」は非常に興味深い。寛永三年養子伊織を明石藩の小笠原家に出仕させ、武蔵自身も明石を中心に活動を展開したとされている。武蔵の円明流は明石の地に由来するという。また明石城築城と同時に進められた城下町の町割りを立案し、采配を振るったのが宮本武蔵でした。武蔵が手がけた明石城下町の町割りについても詳しく記されている。播磨の武蔵研究にはおすすめの1冊。
姫路城を彩る人たち 播磨学研究所 281.64 /K24 神戸新聞総合出版センター 2000
 姫路で活躍した文人を中心に姫路城をめぐる人物群像の中で“四智円明の剣の道”と題して武蔵を取り上げています。
宮本武蔵のすべて 岡田一男  289.1 /1414 新人物往来社 1983
 武蔵播州生誕説に鋭くせまる。はたして武蔵の生誕の地はいずこ?この1冊で宮本武蔵のすべてがわかる。武蔵をめぐる人物事典や宮本武蔵関連史跡・関係文献目録もついており、大変重宝な1冊。
史料考証勧進・宮本武蔵玄信 谷口覓 289.1 /3268 鈴木印刷ショップ 1995
 宮本武蔵についての研究書。多くの資料にあたり各事項について詳細に検討している。播州出生についてや、伝記『二天記』についての考証など、詳しく記されている。著者は円明流は武蔵の独創ではなく、父無二之助が学んだ流派であり、その祖は平安末期の僧、俊乗坊重源だと述べている。武蔵研究者におすすめの1冊。
今こそ宮本武蔵 清水豊 289.1 /3859 武蔵実像研究会 1995
 中小企業診断士である著者が史実に基づいて調査し、通説で語られる宮本武蔵と実像とはどう違っているかを比較している。あなたの武蔵のイメージが変わってくるかも?!
宮本武蔵名品集成 丸岡宗男 721.3 /13 講談社 1984
 宮本武蔵の作品集というだけではなく、武蔵の交友関係等をも考察する。殊に、その系図の新たな解読により、武蔵の郷里を播州としているのは誠に卓見である。剣聖宮本武蔵ではない別の武蔵像がわかる1冊。「宮本武蔵文献集」もあり武蔵ファンには必見の1冊。
宮本武蔵の真髄:五輪書と二天一流の極意 大浦辰男  789.3 /28 マネジメント社 1989
 「五輪書」をわかりやすく解読し、当時の武蔵の心を現代のスポーツにどのように取り入れたら良いかなど、平易な文体で書かれている。二天一流の伝書の解説および心構え、こぼれ話などわかりやすく書かれている。
五輪書 宮本武蔵  789.3 /59 ニュートンプレス 1999
 剣や兵法の奥義・秘伝書は、精神論を軸にして書かれているものが多いが、この書は剣の技を裏打ちにして、合理性を重視している。同綴の柳生新陰流の「兵法家伝書」を合せ読むと、己を知り、身の処し方に役立ちそうである。
解説五輪書 宮本武蔵  399.1 /5 教材社 1940
対訳・五輪書 宮本武蔵  789.3 /62 講談社インターナショナル 2001
 「五輪書」を英文に訳すと…。あなたも訳して見ませんか?
宮本武蔵『五輪書』を読み解く 寺林峻 789.3 /69 清流出版 2002
宮本武蔵事典 加来耕三 789.3 /61 東京堂出版 2001
 最新の資料をもとに、「剣聖」を徹底的に解剖する。虚像をはぎとり真の武蔵にせまる。
宮本武蔵・伊織と小原玄昌について 宇都宮泰長 789.3 /64 鵬和出版 2001
 養子伊織を出仕させ、武蔵との縁も深い小笠原家の文庫に眠っていた武蔵史料。宮本伊織、小原玄昌兄弟の事跡や子孫の歴世から、350余年の遺徳をしのぶ。
宮本武蔵50の真説!! 宮本武蔵研究会 789.3 /65 東邦出版 2001
 「なぜ巌流島の決闘は行われたのか?」などの武蔵に対する50の質問に対し、従来の定説を再検討し、これまで知られていなかった武蔵について答えている1冊。Q&A方式で構成されているので誰でも受け入れやすく読みやすい手軽な1冊。
双剣の客人 :生国播磨の宮本武蔵 寺林峻 913.6 /3983 アールズ出版 2000
 播磨(現高砂市米田町)生まれの宮本武蔵を描いた本。新しい武蔵像に出会えるかも?!