話題の本 夏の風物詩
今年も暑い季節が巡ってきました。特に日本の夏は、湿度が高く過ごしにくくなっています。紫外線のことも気になりますね。ですが、暑い夏ならではのことも数多くあります。少しでも夏を楽しく乗り切っていくために、今回は「夏の風物詩」というテーマでバラエティーに富んだ本を紹介したいと思います。さぁ、暑さをふっ飛ばして元気に過ごしましょう!
2003.7.1   兵庫県立図書館 調査相談課 
   TEL 078-918-3377(直通)
書          名 著 者 名 当館請求記号 出 版 者 刊年
地方発明治妖怪ニュース 湯本豪一 147.6/12 柏書房 2001
 夏の暑い夜を少しでも涼しく過ごそうということかどうか、夏の夜には怪談がよく聞かれます。今も昔も、妖怪や幽霊の話は、人の興味を引きます。明治時代、地方の新聞に掲載された記事が、そのままの形で収録されています。内容もさることながら、当時の文章も楽しめます。
日本戦跡を歩く 安島太佳由 210.6/315 窓社 2002
 8月15日は、終戦記念日。戦争を体験したことのない人が多くなってきた現在、二度と悲劇を繰り返さないために、戦争について学ぶことが必要だと思います。そのきっかけのひとつとして、今も日本全国に残る戦跡を探してみませんか。戦跡とは知らずに見ていた建物もあるかもしれませんよ。
JR全路線なるほど事典 南 正時 291.09/300 実業之日本社 2003
  夏といえば「夏休み」。たっぷりある時間を使って、まだ乗ったことのない電車や列車に乗ってみてはどうでしょう。期間限定列車や駅の名物、駅弁などの紹介もあり、行ってみたい、乗ってみたい路線や列車が満載です。        
富士登山ハンドブック 富士自然動物園協会 291.51/22 自由国民社 2001
 富士山は、7月1日が山開きです。小さい頃、夏休みになると富士登山を目指していた我が家にとって富士山に登ることは、夏の一大イベントでした。富士山は、子どもからお年寄りまで誰でもチャレンジできる山です。まだ行ったことのない方は、まずこの本を読んで少し詳しく知ったうえで登るとさらに楽しみが増えることでしょう。
昭和子ども歳時記 中田幸平 384.5/70 八坂書房 2001
 今では見ることも聞くことも少なくなった夏の風物詩をとりあげています。かき氷、トンボ捕り、色水屋さん、肝だめし等、子どもの頃経験した夏の遊びを、ちょっと振り返ってみませんか?昔の夏の楽しみを。
京都の夏祭りと民俗信仰 八木 透 386.1/34 昭和堂 2002
 京都には、山鉾巡行や大文字の送り火といった日本を代表する華やかで有名な行事がある。一方、庶民の素朴な「祈り」にもとづく夏祭りもある。この本は生粋の「京都っ子」であり、民俗学者でもある著者が、京都の祭の魅力と町衆のエネルギーについて学問的な裏づけを持って伝えている。京都を愛する人におすすめの一冊。
検索入門星座 夏 林 完次 443.8/25/2 保育社 1987
 蒸し暑い日本の夏、夕方になっても気温が下がらずクーラーに頼りがちです。夕涼みがてら外に出て空を見上げると、多くの星が輝いています。この本をもとに、夏の星座を探してみませんか?いっとき、暑さを忘れることができるでしょう。
伝統の朝顔 1〜3   479.9/10/1〜3 国立歴史民俗博物館 2000
 朝顔を、生きた植物と歴史的資料の両面から考察した「伝統の朝顔」展の図録です。子どもの頃夏休みに観察日記をつけた“朝顔”、真夏のあちこちの庭で咲きほこる“朝顔”の深い魅力が再発見できると思います。
ほたる 源氏蛍全記録 栗林 慧 486.6/35 学習研究社 2003
 初夏の訪れとともに「ほたる」は、優雅な風物詩として写真や絵ハガキに登場します。この図書は、源氏蛍の生態を撮影した写真集です。夜空に生命の灯が輝くのを眺めながら、暑い夏に少し涼しいひとときを持ちませんか。
日本列島花火紀行 冴木一馬 575.9/23 山と渓谷社 2001
 “どんとなった 花火だ きれいだな 空いっぱいにひろがった しだれやなぎが ひろがった” 戦前の小学唱歌です。幾つになっても花火は、大きい・小さいにかかわらず、すばらしいと思うでしょう。夜空に咲いた写真や歴史、会場案内など打上げ花火のオン・パレードです。
四季の和菓子 夏 野間佐和子 596.6/26/2 講談社 1990
 花火をしたり、蝉の声や風鈴の音を聞いて「あぁ、夏だなー」と感じる人が多いと思いますが、甘党の私は、冷たい夏のデザートを店頭で見かけると強く夏を感じます。特に、細やかで美しい夏の和菓子は見ているだけでも涼しい気分にさせてくれます。そんな夏の和菓子を集めた一冊です。一見の価値あり!
氷コップの夢世界 高橋岳志 751.5/78 創樹社美術出版 2001
 人造氷が明治17年に登場し、大量に製氷が可能になりました。その結果、水呑みコップに氷を盛る“氷水”から山のように雪を盛る“かき氷”へと食し方が変わりました。その変化に伴って、氷だけを盛る日本独特の器が、明治末から大正の初めに誕生しました。その涼しげでさわやかな姿をご覧ください。
ラジオ体操の誕生 黒田 勇 781.4/16 青弓社 1999
 1920年代に簡易保険事業の一環として創始されたラジオ体操について、史料を精査しながら、当時の日本人とのかかわりを明らかにしています。
アクアエクササイズのすすめ スティーブン・ターピニアン 785.2/62 ベースボール・マガジン社 2001
 夏は水泳。泳ぎが得意でない人も、健康のため水に大いに親しみましょう。プールで泳ぐなり、水中で体を動かすなりして、体力を養い、この夏を乗り切りましょう。
一冊で怪談ばなし100冊を読む 檜谷昭彦 910.3/127 友人社 1992
 この本は、日本に古くから伝わる怪談の名作を、表紙には100とありますが、実際は108つ紹介したものです。その作品の恐ろしさに重点が置かれているため、暑い夏でもぞくぞくしてしまうかも…。さらに涼しくなりたい人は、原作も読んでみてください。